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宗像大社

【神社】

宗像大社は福岡県宗像市にあります。「宗像大社」とは沖ノ島の「沖津宮(おきつぐう)」・筑前大島の「中津宮(なかつぐう)」・宗像市田島の「辺津宮(へつぐう)」の三社の総称ですので、宗像市にある「宗像大社本殿」はつまり「辺津宮本殿」だということになります。

 

 

宗像大社の主祭神は宗像三女神「田心姫神(たごりひめのかみ)」「湍津姫神(たぎつひめのかみ)」「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)です。

天照大神と素戔嗚尊の誓約(うけい)の際、天照大神の息吹から生まれたのが宗像三女神ですが、この三女神の名前も祀られている宮名も、『古事記』『日本書紀』『宗像大社社伝』で異なっています。なのでおそらくWikipediaで三女神を調べると混乱するでしょう。

 

 

例えば辺津宮に祀られている市杵島姫神は、『古事記』では中津宮に祀られていると記されていますし、『日本書紀』では沖津宮や辺津宮に祀られていると記されているわけです。生まれた順番も異なりますから、これは混乱しちゃうこと間違いなしです。

ということで、このページでは『宗像大社社伝』に基づいて記述しますのでご了承ください。

 

 

宗像大社の奥には宗像三女神降臨地と伝えられている「高宮祭場(たかみやさいじょう)」があります。社殿が建立される以前の神社祭祀(庭上祭祀)を継承する古代祭場です。神籬(樹木)を依代としています。

管理人は今回初めて訪れましたが、とても静かな場所で、佇むだけで神聖な気持ちになりました。こういう経験は初めてでした。

宗像大社を参拝される方は、少しだけ歩きますが高宮祭場を是非訪れてみてください。

 

 

画像は辺津宮から奥へ向かっていく順番で掲載しています。その後に駐車場の狛犬写真を掲載しています。

 

計27枚掲載。

宗像大社辺津宮

所在地:福岡県宗像市田島2331

撮影日:2013年02月03日

掲載写真:27枚

宗像大社主祭神:宗像三神

沖津宮(おきつぐう):田心姫神(たごりひめのかみ)

中津宮(なかつぐう):湍津姫神(たぎつひめのかみ)

辺津宮(へつぐう):市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)

◆宗像大社 辺津宮

宗像大社(辺津宮) 拝殿

宗像大社(辺津宮)拝殿

宗像大社 神門

宗像大社神門

宗像大社(辺津宮) 本殿
宗像大社(辺津宮) 本殿

辺津宮本殿

「宗像大社」というのは「沖津宮」「中津宮」「辺津宮」の総称です。なのでこの写真は「辺津宮本殿」になります。

 

本殿は国の重要文化財です。天正6年(1578年)に大宮司宗像氏貞が再建しました。 柿葺(こけらぶき)の流麗な屋根、五間社流造(ごけんしゃながれづくり)の建物で、安土桃山時代初期の特色をよく表しているらしいです。

同じく国の重要文化財である拝殿は天正18年(1590年)、時の筑前領主・小早川隆景が再建しました。切妻妻入造(きりづまつまいりづくり)で屋根は本殿と同じく柿葺だそうです。

辺津宮脇(横)の風景です。

末社が並んでいます。

宗像大社(辺津宮) 付近

◆第二宮・第三宮案内板

宗像大社 第二宮・第三宮案内板

第二宮・第三宮

 

宗像三女神のうち、長女神(沖ノ島)と次女神(大島)は遥か玄界灘洋上に鎮座されており、往古より総社(中心となる神社)である当地・辺津宮を「第一宮」と 称し、その境内地に両宮の御分霊をお祀りしてまいりました。そして第二宮と第三宮まで詣でれば、沖津宮と中津宮まで、つまり宗像三宮を拝したと信仰されてきました。

宗像三女神は「古事記」「日本書紀」にある通り、天照大神と素戔嗚尊との誓約の際に、天照大神の息吹より誕生されました。

現在の社殿は、その格別の由緒を以って宗像三女神の御親神を祀る伊勢神宮より、第六十回神宮式年遷宮に際し下賜されたものです。

我が国最古の建築様式である「唯一神明造り」で昭和五十年五月に移築されました。

◆第二宮(ていにぐう)

第二宮(ていにぐう)には沖津宮の田心姫神が祀られています。伊勢神宮より下賜された別宮の古殿を移築再建したものです。

宗像大社 第二宮碑
宗像大社 第二宮
宗像大社 第二宮本殿

◆第三宮(ていさんぐう)

第三宮(ていさんぐう)には中津宮の湍津姫神が祀られています。第二宮と同じく伊勢神宮より下賜された別宮の古殿を移築再建したものです。

宗像大社 第三宮碑
宗像大社 第三宮
宗像大社 第三宮
宗像大社 第三宮本殿

◆高宮参道

宗像大社 高宮参道入口

宗像三女神降臨地と伝えられている「高宮祭場」へと向かう参道です。

けっこう歩いたような気がしますが、木々に囲まれた素敵な空間が続いたので楽しかったです。

宗像大社 高宮参道
宗像大社 高宮参道

相生の樫

宗像大社 相生の樫(案内板)

御神木 相生の樫

 

二本の幹から伸びた枝が仲睦まじく交差し合った連理の樹木は太古より男女の絆を深め、恋愛が実り末永く夫婦円満の福徳が有ると言い伝えられています。

この樫の木は、御覧の通り堅い絆で目出度く枝が結ばれておりその神縁により御神木「相生の樫」と命名致しました。

 

宗像大社社務所

宗像大社 相生の樫
宗像大社 高宮参道
宗像大社 高宮参道

◆高宮祭場

宗像三女神の降臨地と伝えられているのが高宮祭場(たかみやさいじょう)です。

沖ノ島と並んで我が国の祈りの原形を今に伝える、全国でも数少ない古代祭場だそうです。

宗像大社 高宮祭場

◆高宮祭場 案内板

宗像大社 高宮祭場(案内板)
宗像大社 高宮祭場(案内板)

古代祭祀を伝える沖ノ島と高宮祭場

宗像大社 高宮祭場(沖ノ島案内板)
宗像大社 高宮祭場(沖ノ島案内板)

◆宗像大社狛犬(駐車場)

宗像大社の駐車場にあった一対の狛犬です。画像は1枚目が吽形、2枚目が阿形です。

 

管理人は境内の狛犬の存在に気づかなかったので、この駐車場の狛犬しか撮影していません。

 

阿形は逆光のせいでもはや何だかよくわからない写真ですが、この1枚しか撮影していないので仕方がありません。台座が高くて撮影しにくかったんですよねぇ。

阿形に比べて吽形はバッチリ撮影できてますね!

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