赤間神宮
【神社】
赤間神宮(あかまじんぐう)は源平合戦の最後の戦いである「壇ノ浦の戦い」(1185年)により幼くして崩御した第81代安徳天皇を祀った神社です。元はお寺(阿弥陀寺)でしたが、明治の神仏分離により神社になりました。境内には「耳なし芳一」で有名な芳一堂があり、またここが平家終焉の地ということで平家一門の墓(七盛塚)があります。今回参拝していないため画像がありませんが、安徳天皇陵もあります。
画像は赤間神宮鳥居をくぐってから境内奥(本殿)へ向かっていく順番で掲載しています。
赤間神宮は大きな道路のすぐ傍にあり、道路の向こうは海です。
神門は竜宮城を模した楼門「水天門」で、非日常的な感じがして管理人は好きな景色です。
今回の参拝で、管理人は「八咫鏡」の石碑に非常に興味を持ちました。皇位を証明する「三種の神器」の一つである「八咫鏡(やたのかがみ)」が源氏の手を逃れて隠されていたという伝説があっただなんて、管理人は全く知らなかったので、石碑を見つけてワクワクしてしまいました。
赤間神宮はいわゆる安徳天皇の墓地(安徳天皇陵)になりますが、そういえば確か豊田町には安徳天皇陵墓参考地があったと思います。安徳天皇陵は実はいくつか存在しているんですよね。こういうのもロマン、ですよね。
豊田町の安徳天皇陵墓参考地は遥か昔に訪れたため場所も様子もほとんど忘れてしまいましたが、山の中にあって不思議な気持ちになったのを覚えています。「伝説だからすべて間違い」ではなくて、「伝説として守られてきたことそのものが歴史であり事実」なのだと、改めて思ってしまいます。
‥‥なんちゃってw
計23枚掲載。
所在地:山口県下関市阿弥陀寺町4-1
撮影日:2014年01月12日
掲載写真:23枚
主祭神:第八十一代安徳天皇
◆赤間神宮鳥居
◆赤間神宮水天門
水天門は赤色と白色が素晴らしく映えて、本当に竜宮城の入り口に来たような気持ちになりました。
まるで別世界への入り口ですね!
水天門の扉です。
扉を見るとなぜか撮影したくなります。
こちらは赤間神宮拝殿側から水天門を撮影した写真です。
立派ですねぇ。
◆赤間神宮狛犬
赤間神宮拝殿に向かう階段の下にいた狛犬です。画像は1枚目が吽形、2枚目が阿形です。拝殿に向かって右側にいるのが阿形、左側にいるのが吽形だと判断しました。
こちらの狛犬は阿形が「玉取りの狛犬」で父獅子、吽形が「子取りの狛犬」で母獅子だそうです。平成7年(1995年)に奉献されています。
中国大連の花崗岩でできているそうです。
たてがみロールぶりが管理人のお気に入りです!
◆赤間神宮拝殿
◆赤間神宮狛犬
赤間神宮拝殿の傍にいた狛犬です。
画像は1枚目が吽形、2枚目が阿形です。阿形は口を開け、吽形は口を閉じています。
筋骨隆々ぶりが素晴らしいですね!
表情がハッキリしていて猛々しい雰囲気で、管理人は好きな狛犬です。
製作年はわかりませんが、ちょっと新しい感じがしますね。
◆赤間神宮八咫鏡碑
八咫鏡(やたのかがみ)は三種の神器の一つで、壇ノ浦の戦いの際、安徳天皇が入水した時に一緒に海に沈んだものを源義経が八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)と一緒に回収しました。現在の宮中賢所(かしこどころ)に置かれている八咫鏡は義経が回収したものです。
ですが、実は本物の八咫鏡は源氏の手を逃れて隠されていた、という伝説がありました。
本物の八咫鏡は伝説通り岡山県で発掘され(昭和33年)赤間神宮に奉献されました。発掘者が土地の所有者ではなかったことで所有権でもめて裁判沙汰にまでなりましたが、昭和53年にすべて落ち着き、現在は赤間神宮に置かれています(この部分が石碑で説明されている部分です)。
赤間神宮に奉献された八咫鏡が本物か否か、それは誰にもわかりません。
でも管理人は素敵な伝説だと思いますし、その伝説に生涯を賭けた春名氏を素晴らしい方だと思うわけですよ。
◆芳一堂
壇ノ浦の合戦については「耳なし芳一」のお話が有名だと思います。小泉八雲の『怪談』で取り上げられたために広く知られるようになった怪談話です。
赤間神宮境内の奥にはこの「耳なし芳一」の主人公を祀った「芳一堂」があります。
盲目の芳一は無数の鬼火に囲まれて平家一門の墓地の中におり、安徳天皇の墓前で琵琶を弾いていたわけですが、その舞台となった場所が此処、下関の阿弥陀寺(現:赤間神宮)です。この「芳一堂」の横には平家一門の墓があります。
目を閉じ琵琶を抱えた姿の芳一像は近づいて見るとちょっとだけ怖かったです。
たぶんですが、耳はありませんでした。たぶん。
◆平家一門の墓(七盛塚)
「芳一堂」の横に「平家一門之墓」があります。
祀られている方々のお名前は下の画像で判断してください。名前に「盛」の字が付く人物が多いために「七盛塚」と呼ぶそうですが、よく数えたら「盛」が付くのは6人しかいません。‥‥えっ!?Σ( ̄ロ ̄lll)
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